

人間文化学科長の久保良一です。
この学科は、他の学科よりも若い学科であり、しかも3コースが設置されていますが、それぞれのコースが学科的性格を持っています。
私達教職員は、学生の皆さんにこの学科に入学して良かった、この学科で学んで良かった。この学科の卒業生をとって良かったといわれる学科にしたいと日夜、
努力し全力投球しているところであります。
さて、この学科は「人間力」を背景に「教養力」、「専門力」そして「社会人基礎力」が学べます。それを「学びの力」として、非常に「就職に強い」学科であります。また、文化ビジネスコース(ビジネス+人作り)、国語国文コース(リテラシー・教養+人作り)そして医療事務・医療秘書コース(医療事務・秘書+人作り)の3コース制をとっているために、この学科に所属している学生はそれぞれのコースに設置してある科目を履修することができます。そういう意味では「オールマイティな学科」であり、「人」、「文化」に焦点を当てながら「実学」を柱にしています。 私達は、今まで以上に高等教育にさらに磨きをかけ、卒業と同時に「キラリと光る人材」を輩出していきたいと願っています。また、社会で生き抜くために「キャリア教育」もさらに充実させ社会のスペシャリストとして社会に貢献する人材を育成しています。
今の時代はグローバル化、情報化、国際化、サービス経済化など、社会の進展には目を見張るものがあります。そこで活躍する人材はスピード感を持ち、しかも「質の高さ」が要求されます。本学は、建学の精神「礼節・勤労」をベースにした教育がされています。今から卒業していく学生を待ち受けているビジネスの世界に必要なものはまさに「礼節」と「勤労」であります。近江の国(現滋賀県の琵琶湖周辺)の近江商人が大切にしていたのか「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の「三方よし」です。この江戸時代中期、商いのベースに、本学の建学の精神「礼節・勤労」が脈々と息づいていました。これらは現代のビジネスの原点といわれています。人間文化学科は、「礼節・勤労」をベースに「読む・書く、話す」などのコミュニケーション力やビジネス、医療現場のスキルなどのスペシャリストとしての力を培っている現代の時代にマッチした学科であります。
以上のように、「今、人間文化学科は実におもしろい」学科ということができるでしよう。それは、周知の通り今の時代(社会)を学べる高等教育を 展開しているからです。今後とも、現代にマッチした人間文化学科を今後ともぜひ育ててください。なにとぞ、ご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。
久保 良一

音楽科学科長の末平です!
新年度が始まりました。東北大震災からもう何ケ月も過ぎようとしていますのに、大津波や瓦礫と化した様子や被災された人たちのニュースが流れる度に、涙が出て止まりません。募金やボランティアはもちろん、東北の人々の悲しみや苦しみを、共に涙を絶やすことなく流し続けることも、一つの支援の在り方と思っています。
さて、今年度は、筝(琴)や三味線などの伝統音楽コースやダンス・ミュージカルコースの新設コースを新設してスタートいたしました。早速、琴専攻の女学生が入学し、音楽棟から、西洋音楽楽器とは異なる音空間が広がっております。また、久々に、電子オルガン専攻の学生やフルート専攻2名、サクソフォーン専攻の学生など、今年は例年にも増してにぎやかです。教員の異動では、休職されていた黒木亜美子先生が、元気に復職されております。少々残念なのは、音楽療法の後藤祐子先生が保育科に配置換えとなりました。
音楽科が発信しましたミュージカル「ぞうれっしゃがやってきた」は、音楽科の催しとして定着しつつある感さえしますが、 今年も、附属みどり幼稚園園児や先生方と企画をして進めております。9月18日(日)と10月29日(土)の2回公演予定です。是非足をお運びください。 感動を保障します。
東北の方々のことを思うと、私たちは幸せですね!頑張りましょう!
末平 浩康

2010年10月より人間の研究 I 「礼節」を担当しております倉永愛子と申します。
「礼節を知り、勤労を尊ぶ人材の育成」を基本目標としております本学では、一年次に必須科目「人間の研究」を深く学んでまいります。
「礼節」の学びの場「明教庵」は、清武町出身の儒学者安井息軒とその父滄州が教育に当たったゆかりの地に建てられ、眼下に広がる清武の街並みとその背後に連なる霧島山系の山々の美しい景色を一望できる恵まれた環境に位置し、本学正面に立つみごとな銀杏の大樹とともに「学内で一番美しい場所」として今も多くの学生から愛されております。
「礼節」の講義は基準服で臨みます。学生たちは、身だしなみを整え廊下に正座し静かに和室に入室いたします。 時折聞こえる小鳥のさえずりに耳を傾けながら、心静かに自分と向き合う黙想から「礼節」の学びは始まります。
学生たちに毎日の生活の中で意識して心がけていることを尋ねますと、「礼節で学んだことを忘れないように言葉遣いやふるまい、あるべき姿を意識して行動するようにしています。」「日ごろから相手を思いやる気持ちを大切にするように心がけています。」「すれちがう人と笑顔であいさつをかわすようにしています。」と、いわゆる「動作における教養」を身につけようと努めている前向きな姿を感じとることができます。

校歌の中に「人らしき人にあるべく若きわれらの道はけはしき」という言葉があります。本学で学ぶ学生たちが、まさにこの「少壮の時」に、これから歩み出すそれぞれのかけがえのない人生を人らしき人としていかに生きていくべきか、じっくりと考え深く学び自己を鍛練し心の豊かさをはぐくみ育て、床の間にあります「美在心」の教えのごとく、やがて美しい人として誇りを持ってよき人生を送っていただきたいと願っております。歴史と伝統のある明教庵で、学生一人ひとりの輝きに出会えるのを楽しみにしてまいりたいと思います。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
倉永 愛子

専攻科の花畑です。
卒業生のみなさん、もうひとつステップアップしませんか!!!
本学に専攻科(福祉専攻)が誕生して13年が過ぎました。当初30名の定員でのスタートでしたが、年々希望者が増え、平成13年に50名に定員を増やしました。
以来、少子化にもかかわらず入学者は多く、今年は54名と全国的にも珍しいほどの充足率です。
専攻科では、主に本学の保育科を卒業した学生が学んでいます。1年間で介護福祉士(国家資格)や社会福祉主事任用資格を取得することができ、保育所や幼稚園に加えて高齢者施設や障害者施設、病院や児童養護施設など、卒業後の進路の選択肢を広げることができます。

就職率は平成22年度卒業生も100%を達成しました。建学の精神「礼節と勤労」の中で学んだ本学の卒業生は就職したそれぞれの職場で高く評価され、毎年「宮崎学園の卒業生がいい!」と求められ、活躍しています。
今年度も過年度生が頑張っています。生涯学習の今日、保育科卒業生のみなさんぜひチャレンジしてみませんか!
花畑 明美

昨年4月から保育科長になりました野坂敬です。これまでは実習指導主幹として各種の資格等にかかわる実習の実施業務を行ってまいりましたが、この度実習指導主幹とあわせて、本学で一番長い歴史を持ち、長年の歴史の中で先輩たちが積み重ねて来た保育科の伝統を担うこととなりました。
本学の伝統ある保育科は、開設以来多くの人材を県下の児童福祉・教育現場(保育園、幼稚園、各種福祉施設)に送り出し、この分野の指導的・中核的役割を果たす職員として多くの卒業生が活躍され、児童福祉・教育の向上に大きな役割を果たし続けていることは卒業された皆さまの日々のたゆまぬ努力と限りない熱い情熱によるものと認識しております。
さて、私はこれまで福祉の現場で34年間、家庭での育ちや自身の障害により福祉を必要とする方々の 生活や自立のための援助の仕事をしてまいりました。
振り返ってみると、私が福祉の世界に身をおきたいと考えたのは「高校3年生」のときの福祉施設でのボランティア活動が契機でした。そこで出会った子ども達の笑顔がもとになり、人にかかわる仕事につきたいという思いが強くなり、仕事をすることを願い続け、気がついたら人生の半分以上を「人とのかかわり」の仕事を続けていることになりました。「子ども」に関する仕事につきたいというこの思いは、保育士や幼稚園教諭を目指して本学で学ばれ、夢かなえてこどもたちに関する仕事に従事してこられた多くの卒業生の方々と同じ思いであり、共感していただけるものであろうと思います。
保育士(幼稚園教諭)の仕事は、対象児・者の成長や自立へのかかわりだけなく、そのことを通して自分自身が人として、母として、その仕事の専門家として育ちゆく事ができる素晴らしい職業であるいうことです。
本学ならではの伝統とは、本学卒業生が長い間に培ってきた「子どもが大好き」、「利用者の成長を大切にしたい」という思いの取りくみの歴史によって作られたものであります。この素晴らしい保育科の伝統を引継つぎ、新たなニーズに応える保育士の養成を行うことは皆様方から与えられた課題でもあると考えております。男子学生も2期生が保育士として巣立ち、また、進学し、新たな保育科の姿が広がって来ています。このような中、今後とも教職員一同と力を合わせて更なる伝統を築いていきたいと考えていますが、卒業生の皆様も温かく見守っていただき、力をお貸しいただければ幸いです。
野坂 敬

初等教育学科長として3年目を迎えました。 伝統ある宮崎学園短期大学も、男子学生が3回目の入学式を迎え、 すっかり学校に溶け込んでいる感じです。 初等教育科にも昨年度、本年度共に3名の男子学生が入学し、 男子ならではの活躍ぶりに期待が膨らみます。
さて、就職氷河期の昨今ですが、今年4月に新規採用小学校教員として、 本学から6名の過年度卒業生が、見事採用されました。 内訳は、宮崎県5名、大阪市1名です。今年度の宮崎県の小学校教員採用試験合格者が40名で、そのうち5名が本学卒業生ですから12.5%ということになります。ちなみに本学出身で一次試験に合格された方は10名でした。
殆どの方が臨時教員をされながら、夢の実現を果たすべく努力されたもので、 後輩への大きな励みとなっています。心よりお喜び申し上げます。
本年度も、本学全体でキャリア支援教育の充実推進に向け、 いろいろな取組を計画しています。 初等教育科では、卒業生による職場説明会、就職活動体験報告、教育実習前指導、 小学校・幼稚園教育実習、教職課外講座、教職面接指導、論文対策指導、個別面談や 模擬試験などを予定しております。 学生の夢の実現に向け、私たち教職員も力いっぱい努力したいと思っております。
本学卒業生の約300名が、県内外の小中学校の学校現場で正規教員として活躍中であり、 これら先輩に続けと在学生諸君は、あらゆる場面で力を発揮しております。 学生諸君は建学の精神であります「礼節と勤労」を胸に、安井息軒先生の 三計の教えを日々かみしめながら燃えるような瞳で毎日を過ごしております。
現在、各方面でご活躍中の卒業生のみなさん、今後とも温かくお見つめいただき、 ご支援をよろしくお願いいたします。
松野 隆

副学長をしています宗和太郎です。
赴任以来23年間は初等教育科にいましたので、 えっと思われる方もいらっしゃることでしょう。 でも、それよりビックリされるのは、本学が共学になり、宮崎学園短期大学となったことでしょう。
先日、実習先訪問で伺った幼稚園の先生は、私が赴任した翌年の初教の卒業生で、私のことを覚えていてくれました。 「今でも美人坂って言うんですか?」 「はい、今でも清武駅からの坂を上ると、男も女も美人になります。」と答えました。
男子の数は、まだ少数です。先日、「男子のアタック禁止」のルールの下で、バレーボール大会がありました。 男女和気藹々した中にも、男子の存在感がしっかり感じられ、頼もしく思ったことでした。
公立学校と違って、私立の学校では他に転職しない限り、転勤ということがありません。ですから私も4半世紀ここに居続けています。公立学校に永くおられた方には、ずっと転勤がない職場に違和感をもたれる方も少なくないようです。転勤という刺激が組織の活性化を生む面もあるようです。しかし永く居続けるからこそ、新たな伝統を築いていけるという側面もあります。
本学のFD活動(学校の教育力を向上させる組織的取り組み)は、平成 10年度から始まり、平成15年度には多くの国公立大学を抜いて、文部科学省の特色GP (他大学の模範となる特色ある教育)に採択されました。それ以来、全国から、時には海外からも大学関係者が視察にお見えになるようになり、また私も全国各地に講演に招かれるようになりました。
本学の取り組みは、日本一の地方短大になることを目標に教育を充実させ、卒業時に「入学満足度」を尋ね、全学平均で90%を突破することでした。平成18年度には90.6%を得、目標を達成しました。平成19年度は僅かに下がりましたが、88.3%となっています。
10年にわたる教職員の毎年の努力が実る形で数字に表れてきました。でもこれは裏を返せば、古い卒業生には十分満足のいく教育ができていなかったことを示すのであり、皆さんに謝らなければなりません。平成20年度は、文部科学省の学生支援GPに「学生の総合的診断・ケア・サポートシステム」と題する取り組みを申請したところ、応募した全国230の大学等の中から採択を得た23校中の1校になることができました。多くの国公私立大学が申請しましたが、九州で採択されたのは、本学と大分大学だけだったのです。
日本一の地方短大という途方もない目標を掲げ、成長する本学の姿を、卒業生の皆さんと共に祝うことができたら嬉しく思います。
宗和 太郎